「お米のとぎ汁、毎回流してしまってるけど…何かに活用できないかな?」

みなさんこんにちは!
Curasu編集部の伊藤です。

突然ですが、お米のとぎ汁ってどうしていますか?
一般的には、そのままシンクに流している方が多いかと思います。

ですが、お米のとぎ汁を捨ててしまうのって、すごくもったいないんです…!

お米のとぎ汁には、栄養成分がたっぷり含まれます。
普段は捨ててしまうものですが、あなたの普段のお料理や掃除をラクにしてくれるヒントにもなるんですよ!

この記事では、お米のとぎ汁の意外な活用方法を紹介します。
あなたの生活をラクにする手助けができれば、幸いです。

カギとなる米ぬかの成分

お米のとぎ汁は、お米から「米ぬか」が薄く溶け出したものと考えていいでしょう。
なんとなく「お米を洗った時に出る汚れ」と認識してしまうのですが、実は栄養たっぷりのお宝なんですよ!

米ぬかには、炭水化物やタンパク質、油分、ビタミン、ミネラルなどなたくさんの栄養成分が含まれます。
米ぬかを活用した化粧品が作られるなど、その美容・健康効果も期待されていますよね。

そんな成分が溶け出したお米のとぎ汁を捨ててしまうのは、なんだか惜しいような気がします…。
せっかくの栄養素を活用し尽くすためにも、これからお伝えする活用方法をよくチェックしてくださいね。

お米のとぎ汁活用法3選

お米のとぎ汁は、美容や健康、掃除など本当にさまざまなところで活用されます。
ここでは、「えっ、こんなものにも使えるの!?」という意外な活用法を3つ紹介しますね!

根菜の下茹でに使う

お米のとぎ汁は、野菜の茹で汁として活用できます。
とくに、大根やタケノコなど根菜類の下茹でに有効。

根菜類を調理する際は、苦味やえぐみを取るためにアク抜きを行うことがありますよね。
米ぬかに含まれるカルシウムは、この苦味・えぐみを中和してくれるんです。

下茹では、以下の手順で行いましょう!

  1. 食材をカットし、米のとぎ汁につける
  2. 冷たい状態から火にかけ、しっかりと火に通す
  3. 中まで火が通ったら真水にさらし、とぎ汁のニオイを取る

最後に水にさらしてもニオイが残るようであれば、もう一度真水で一煮立ちさせても問題ありません。
1から3の工程が完了したら、味付けに移ってくださいね!

1つ注意していただきたいのは、下茹での際は2回目以降のとぎ汁を使うこと。
1回目のとぎ汁にはホコリや汚れも含まれているので、必ず2回目以降のものを使いましょう。

食器のつけ置きに使う

お米のとぎ汁に食器をつけておくと、油汚れが落ちやすくなります。
米ぬかに含まれる油分が、食材から出た油汚れを浮かせてくれるんです。

また、しゃもじにネバネバとついてしまったお米・炊飯がまにこびりついたお米にも有効ですよ!

とぎ汁である程度の食器汚れを浮かせたら、いつも通り洗剤で洗いましょう!

最後に食器をすすぐ際は、とぎ汁ではなく流水を使ってくださいね。
というのも、米ぬかに含まれるタンパク質やデンプンが残ったままだと、カビや発酵臭を引き起こしてしまいます。

食器洗いにたくさんの洗剤を使ってしまう方、少しでも水道代を節約したい方にはぴったりの活用法です。

無垢材の掃除に使う

お米のとぎ汁はなんと、無垢材を使った家具のお掃除にも活用できちゃいます。

とくに、フローリングに無垢材を使用しているご家庭には、お米のとぎ汁で床を磨くのがオススメ。
お米のとぎ汁が皮脂汚れを落としてくれるほか、米ぬかに含まれた成分がワックスの役割を果たしてツルピカにしてくれるんです!

裸足でペタペタと歩いたフローリングには意外と皮脂汚れが付着していますし、無垢材はとくにメンテナンスが難しいですよね。
わざわざワックスを購入するのも気が引けますし…。

無垢材のお掃除やツヤ出しをしたいと考えている方には、お米のとぎ汁を活用するのがオススメです。

植物への使用は注意が必要

「お米のとぎ汁は植物の肥料になる」とよく言われていますが、実は「与えすぎ」に注意が必要。
というのも、米ぬかには栄養素が多く含まれるため、植物自身が処理しきれなくなってしまうためです。

毎回お米のとぎ汁を与えてしまうと、栄養素が多すぎるあまり、植物は根腐れを起こしてしまいます。

さらに、デンプンなどの栄養素は害虫・カビのエサとなる成分。
頻繁にとぎ汁を使うことで、害虫やカビを発生させてしまうかもしれません。

植物の特性をよく調べて、まずは月に1〜2回の使用から始めてみてください!

まとめ

お米のとぎ汁には、多くの栄養成分が含まれています。
そのままシンクに流してしまう前に、根菜の茹で汁食器のつけ置き、また無垢材のお掃除に試してみましょう。

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この記事は、Curasu編集部の伊藤がお届けしました。
あなたの暮らしがよりよくなることを願っています。